一夜賢者の偈とは

一夜賢者の偈(いちやけんじゃのげ)

この詩は、原始経典「中部経典」の「大迦旃延一夜賢者経」に出ている詩です。
今にとらわれ、執着し、世の中を恨み、自らの過去を恨んでいる。
そんな人は少なくないと思います。

そんな方々にぜひ、この詩を送りたいと思います。


過去は追うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられ、未来はまだ来ない。
だから、ただ現在のことをありのままに観察し、動揺することなく、よく理解して、実践せよ。

ただ今日すべきことを熱心になせ。
明日、死のあることを誰が知ろうか。
かの死神の大軍と会わないわけはない。
このように考えて、熱心に昼夜おこたることなく励む人。
このような人を一夜賢者といい、寂静者、寂黙者と人はいう。


諸行無常の本質


仏教という教えでは「諸行は無常」と説いています。
この「一夜賢者の偈」は、過ぎ去ったことにあれこれと思い惑ったり、未だ見ぬ未来ことを取り越し苦労したりせず、二度とない今日という日が最も尊いのだ。
という事を説いています。

過去にとらわれている人は、自分が今本当にやりたいこと、しなければならないことをしていないとも言い換えられます。
自分のことに意識が向いている状態ともいえるでしょう。

自分がどれだけ貧しくとも、苦しいと感じていても、世の中のため、だれか愛する人のためにあなたが動き出したとき、見える世界が変化します。





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