すりよってくる老婆と部屋に転がるパスタ


夢日記 - すりよってくる老婆と部屋に転がるパスタ



日差しが気持ちよく、どこかに向かうため路線バスの待合ベンチに座っている。

見たことのない街並みと、行き先もよくわからないバス停なのだが、夢の中の自分はなんの不安もなく、このバスに乗れば目的地に着くのだと信じているようだ。

ひとりのお年寄りが、私の座るバス待ちのベンチに腰掛けてきた。

このベンチは3人がけなのだが、お年寄りはやたら私に近づいてくる。
右端に私、そしてお年寄りはあきらかに半分よりこちら側に寄ってきて、体半分がくっついている状態だ。

中央に座る分にはなんら問題はない。
左端に誰かが来ても座れるスペースをあけるためなのだろうと思えるのだが、流石にこれは何か意図的なものがあるのだろうかと勘ぐってしまう。


バスが来る直前で上着を忘れたことに気づいて部屋まで取りに行くことにした。
心の中ではあのお年寄りから離れる理由が欲しかったというのもある。


自宅は庭の門から玄関までが迷路のようになっており、毎日出入りしているのにもかかわらず迷うことがあるほどで、たどりつくまでに時間がかかる構造だ。

その庭には近所の子供達やカップルが自由に出入りし、憩いの場所にもなっている。
私はあまり干渉されたくない性格なのだが、夢の中では真逆の性格で庭も、そして自宅も全て解放していた。


鍵がかかっていない玄関をあけ、部屋へ入る。
照明はどういうわけか赤い光をはなち、自分の家にいるのになぜか落ち着かない。

おそらくバス停からどこかに向かおうとしているのは、この部屋に痛くないからではないだろうかと思う。



上着が置いてあるクローゼットの部屋まで来ると、床に茹でる前のパスタが大量に転がっていた。
誰かが入ってきて捨てていったのか、または料理する前に誰かが落としたのかはわからないが、このままではこのパスタ目当てに虫が来てしまう。

1本を拾い上げたが、すぐにポロポロと割れてしまい、手で全てを拾い上げるのは難しいだろう。
かといって食べ物を掃除機で吸い取るのは気がひける。


落とし主が現れるまでここで待つべきか、急いでバス停まで戻るべきか悩みながら、クローゼットの前で佇んでいる。





「回想」

夢の内容的には、前半のお年寄りと、後半の解放された家。
この2つが鍵のように思える。
お年寄りは80歳前後のおばあちゃんで、敵意はないようなのだが、自分はあまり快く思っていないようだった。

部屋の鍵をかけないのは、現実世界でもおなじで、おそらくその延長の夢だろう。
床に転がっていたパスタの件は、最近掃除機の吸引力が低くなったような気がするという感情が、例えの映像として見えたのだと思う。

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