難治性うつ病の治療
■ 難治性うつ病の治療
難治性うつ病の治療には、通電療法というものがあります。
「通電療法って何?」
脳に電気刺激を与えることによって神経細胞を活性化させる治療法です。難治性うつ病の切り札とも言えます。
「脳に電流を通しても安全なの?」
従来の通電療法にはけいれんが伴いましたが、現在最も行われている「修正型通電療法」ではけいれんもなく、安全に治療を受けることが可能です。そのため、高齢の患者さんやほかの病気の治療と並行している患者さんでも受けることが可能です。
「痛くない?注意すべきことはある?」
修正型通電療法は全身麻酔下で行われますので、痛みはありません。治療後、記憶障害がみられる場合もありますが、一時的なものなので心配ありません。
通電療法には、次の種類があります。
■修正型通電療法
効果が高く通電療法のなかで最も治療に使われています。1日1回の治療を数日に渡って、時間を置きながら複数回行います。
・修正型通電療法の注意事項
全身麻酔下で行われるため、入院が伴います。また、再発の予防にはあまり効果が期待できません。
■経頭蓋磁気刺激療法
変導磁場を使い前頭葉に刺激を与えるため、安全性が高いと言われています。また、麻酔が不要なので、通院外来で受けることが可能です。
・経頭蓋磁気刺激療法の注意事項
まだ広く普及していないため、治療を受けられる病院は少ないです。また、健康保険の適用外なので費用の問題もあります。
通電療法以外にも、うつ病の治療法があります。他の病気の治療により、投薬治療が難しい場合や何度もうつ病を繰り返している場合に用いられます。
■断眠療法
一晩眠らずに過ごす全断眠や、睡眠時間を減らす半断眠を病院のサポートの元、行うことによって、うつ気分を抑える効果が期待できます。即効性があり、治療を受けた次の日には効果が感じられますし、副作用もありません。
・断眠療法の注意事項
人によっては効果が感じられないことがあります
■高照度光療法
季節性うつ病に効果的な治療法です。朝、患者さんに強い光を当て、日照時間を長くすることによってセロトニンを増やし、うつ病を改善します。
・高照度光療法の注意事項
季節性うつ病には効果的ですが、それ以外のうつ病には効果があまり期待できません。
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